TOEIC400点からグローバル・リーダーを目指す
入社6年目でシンガポールに赴任。
当時、語学力には自信がなかったが、「できる限りのことはする」
その強い決意とタフで明るい性格で挑戦した。
夢だった1億円規模の大型案件のプロジェクト・リーダーを任されるなど、
貴重で大きな経験を得た。





 

入社6年目、
TOEIC400点の私に海外赴任の辞令が


入社して6年目の2008年、住友化学のグローバル戦略の一環で、4年間シンガポールに赴任しました。SSSからはたった二人の赴任、しかも当時、私はTOEICスコア400点。語学力はありませんでしたが、誰とでも話せる明るい性格、精神的なタフさなどが買われたのか、抜擢してもらえました。本当に私でいいのかと思いましたが、「できる限りのことはする!」と強い決意で挑戦することにしました。

自作の辞書と英会話集で語学力をカバー


辞令は出たものの、語学力には全く自信がありませんでした。赴任までの3カ月間、できる限りの準備をしました。まずは英会話学校に週3回通って、日常生活レベルの英会話や、自己紹介、アイスブレイクを話せるようレッスンを受けました。英語を話すことへの抵抗はなくなりましたし、自分の言いたいことは何となく言えるようになりました。
そのルか、IT用語の辞書とビジネス英会話集を自作して準備しました。辞書は、販売や監理など業務で使いそうな専門用語200〜300単語をエクセルでまとめたものです。もう一つの英会話集はビジネスシーン別の英会話をまとめたもの。仕事内容は自分がいちばん分かっていますから、例えば「会議で進捗状況を聞く」など、想定したシーンを英語で作文して、英会話学校で添削してもらったものを用意しました。




1億円の大型案件の
プロジェクト・リーダーに


シンガポールでは億単位の大型プロジェクトを任せてもらったこともあります。上司から「こんなチャンスは一生に一度あるかないか。ぜひやってほしい」と言われたのをよく覚えています。2007年のHPで夢は何ですかと聞かれて「億単位の案件のプロジェクト・リーダー」と答えたのですが、2年も経たないうちに実現して驚きました。この案件では、要件定義から導入、運用までの全工程を見られた貴重な経験を得られました。
プロジェクト・リーダーとしてプロジェクト・メンバー全員に英語でスピーチをしなくてはならず、3日間寝ずにスピーチ原稿を考えて、練習したのをよく覚えています。全く英語が話せませんでしたからね(笑)。
プロジェクトは間に挟まれ、問題ばかりで大変でしたが、語学力が足りない分、身振り手振りを交えて、絵を描いて状況を説明したりもしました。コミュニケーションをとるには、とにかく話さないと。分かっている単語だけでも自分の意思を伝えないことには始まらない。相手は私の英語がつたないという前提で耳を傾けてくれますから、細かいことは気にしなくても大丈夫です。
 




現地の人と“同僚”として接していこう


それまで海外赴任をする社員は35歳以上の役職者ばかりで、現地の人とは上司・部下の関係がはっきりしていたんですよ。でも、私は「同僚として接していこう」と決め、一緒にランチに行くなど、英語が話せなくても密なコミュニケーションを図るようにしました。
ユーザーテストが無事に終わり、ユーザーから「楽しかったよ」と言ってもらえたときは嬉しかったですね。ユーザーもストレスなく仕事ができたのがよかったのかもしれません。夜遅くまで仕事したときに「お腹すいたね」「マクドナルドでも頼もうよ」「そんなことしていいの?」「いいよ、いいよ」なんて。そんなふうに今までの赴任者とはちょっと違ったコミュニケーションをとったのが功を奏したのかなと思います。







若い人材にチャンスを与え、任せてくれる


ユーザーである住友化学とグループ会社は世界中で事業展開しています。それらのIT基盤を担うのがSSSの仕事ですから、我々の受け持つフィールドはとてつもなく広いんです。若い人材の可能性を信じて、チャンスを与え、任せてくれる――SSSはそんな会社です。「グローバルに通用する力を身につけたい」と思っている人には、この上ない環境が揃っていると思います。